SNSとSPORTSの有効活用が促進されている近年。アメリカではプロ選手が試合中にツイートすることが許されており、本場の現場から日本へも生の声がリアルタイムに届き、その興奮を共有されている方も多いことでしょう。
えっ?試合中に??と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはスポーツ=エンターテインメントのお国柄。お客様を喜ばせてナンボという精神が、ツイートを了承しているわけです。
先日行われたbjオールスターゲームでのダンクコンテストにおいて、ザッカリー・アンドリュース選手(大阪エヴェッサ#21)に飛び越された青木康平選手(ライジング福岡#11)がInstagramを利用し、その瞬間の迫力ある映像をツイートしたのは素晴らしい拡散方法ですね。
cohey11「ダンクコンテスト!飛びこされた俺にしか撮れない映像!!」
なかなか試合中にこんな映像を撮ることはできませんが、試合中の心境やビハインドの時に応援を促すツイートが選手自身から発信されるのは“あり”ではないでしょうか?
しかし日本では、プロ野球ヤクルトのバレンティン選手が2012年5月に試合中にツイートして厳重注意されたと報道されていました。プロ選手もサービス業。テクノロジーを駆使してPRすることは大事なこと。同時に、コンプライアンスの整備も必須。SNS活用No.1リーグを目指すNBLには、ぜひ導入していただきたいものです。
とは言え…野球ならばツイートする時間もありそうですが、バスケの場合はそもそもベンチメンバーが少ないですし、展開も速く、目を逸らしてなんかいられないですよね。
bjリーグは1試合平均1,578人(1月19日現在)。毎週末、最大半分のホームゲームが行われると10試合なので15,780人。同じく入場者数を公表しているNBLは1,319人(1月26日現在)×6試合で7,914人。週末に23,694人+WJBL&NBDL&SOMECITYがバスケ会場に集まっていることが分かります。
ここで、安くはないチケットを購入し、少なくはない人数の会場へ行かれている皆さんにひとつご提案!
すでに会場からツイートされている方も多いと思いますが、「#バスケ観戦中」とハッシュタグをつけて、現場で起きている熱狂を共有。選手がツイートできないならば、会場にいらっしゃるお客さんのクチコミからその熱を拡散し、日本バスケの盛り上がりを伝えられないものでしょうか。
どうしてもネガティブニュースばかりがマスメディアに取り上げられがちな日本バスケ界。現場はそんなことはありません。映画「ハンサムスーツ」で幸せな人を写メして見せ合うシーンがありましたが、同じように現場で目の当たりにした興奮や感動を共有し、日本のバスケだってすごいんだってことを拡散しましょう。
さらなるメリットとして考えられるのは、LIVE STATSしか見られていない方々に現場での好プレイを伝えたり、対戦カードと点数を一緒に投稿することでbjリーグやNBLで配信されているネット中継やダイジェスト映像を見る時の参考にもなるはずです。
今宵のNBL兵庫vsリンク栃木戦@兵庫県立文化体育館から、ぜひ観戦しに行かれた際は、バスケ中毒者を増やすための“バスケ感染活動”をお願いします。まずは言い出しっぺの私自身が、明日は2会場で取材を予定していますので始めてみます。
試合の日程や試合の映像は各リーグオフィシャルサイトにて。
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NBL
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SOMECITY
泉 誠一